世の中は、電子マネー、キャッシュレスの通貨の方向に向かっている。私達世代、60歳代以上は、電子マネーを使うことはない。使うのは、現金か、よくてクレジットカードだ。
電子マネーBitコインなどは、盗難で事件となっている。目に見えないお金は高齢者に不安を与える。スマホやパソコンを頻繁に使っている人ならば、電子マネーについての情報が豊富であるので老人ほど不安を感じないのかもしれない。
私自身、いつも、現金支払いに徹している。クレジットカードも財布に入っているが、極力使わないようにしている。
クレジットカードは、飽くまでも万が一の時の決済ツールという位置づけだ。クレジットカードは、電子マネーと違ってプラスチックのカードという手に感触を覚える物質である。
電子マネーは目にも見えないし、手で触ることも出来ない。スマホの中にあるアプリが窓口になるだけだ。
スマホを使っていない高齢者には、縁がない。日本の社会は、現金が流通している。現金さえ有れば、どこに行っても物は買える。電子マネーはまだ流通していない。テスト段階だ。クレジットカード決済でさえ、地方のお店で取り扱っていない場合が多い。
キャッシュレス、電子マネーの流れはシニアの生活に浸透し始めている
キャッシュレスが当たり前になってきている国々(中国、北欧など)からやってくる訪日観光客が日本の現金文化を変えるのではないか。観光立国にしようとする政府が世界の流れに追従するために電子マネーが使える環境を訪日観光客の増加に連れて築こうとしている。この数年でそんな環境ができるとは思えない。クレジットカード決済でも30年以上時間が経過している。
電子マネーが使えている分野は、駅やバスでつかうチャージカードぐらいだ。これもクレジットカードの変種でしかない。カードであるから手で触れる。ただ、現金の紙幣やコインを使わないだけだ。シニアは気が付かないうちにキャッシュレスを体験している。
スマホの普及に従い電子決済サービスが広がっている。それは、インターネットの経済社会でしか今は多く使われていない。現実の社会では、電子マネーは広まっていないが、広めようと各企業がテストし始めている。それも訪日観光客が多く訪れる場所でテストされている。
今、60歳以上のシニア層は電子マネーについて心配する必要はないと思う。社会構造が現金に依存した構造になっている日本では、その構造を一変するような改革は短期間で出来ない。
インターネット経由での現金のやり取りは、セキュリティの面で問題が多い。電子マネーが安心して使えて保証があれば、電子マネーを受け入れて使い始める人が増えていくのだが、それが確立されていない。
私は、米国のアマゾンで商品を購入することが多い。米国のアマゾンでさえ支払いはクレジットカードである。まだ、電子マネーではない。中国でも都会は電子決済が可能だが、地方ではまだ紙幣が使われている。貧富の格差が都会と地方ではそうとう違う。生活様式も当然変わってくる。電子マネーは、まだ、生まれたばかり。成長して行くには、時間がかかる。
私を含めて多くのシニアは目に見えない、手で触れない決済手段を信用していない。
この記事「キャッシュレス、電子マネーはシニアに受入れられない!」のポイントは、
- 私を含めて多くのシニアは目に見えない、手で触れない決済手段を信用していない。
- クレジットカードの普及は30年前から始まったがまだ地方では使われていない現状がある。
- 電子マネー決済は、高齢者には理解できないし、使えない。スマホも使っていない人はどうするのか。