62歳になってふと気が付くことがある。組織を離れて仕事をしていると一人でいる時間が多くなる。一緒に遊ぶ仲間も居なくなる。この辺は個人差があるが、多くは私と同じだろう。遊び仲間を作ろうと思っても子供のように公園に行って遊ぼうよ!と声をかけることもない。
会社という組織や団体から離れると自然と孤立した生活が続く。高齢者が孤独と孤立で悩むのがよく分かる。
62歳になってふと気が付くことがある。組織を離れて仕事をしていると一人でいる時間が多くなる。一緒に遊ぶ仲間も居なくなる。この辺は個人差があるが、多くは私と同じだろう。遊び仲間を作ろうと思っても子供のように公園に行って遊ぼうよ!と声をかけることもない。
会社という組織や団体から離れると自然と孤立した生活が続く。高齢者が孤独と孤立で悩むのがよく分かる。
50歳以上の男女が一人で生活をしている時に感じる孤独や寂しさを癒やすためにお互いに異性を求める。結婚相手紹介サービスのオーネットが50代から60代の独身男女に「恋愛/結婚に関するアンケート」を行なった結果が意外な結果であった。アンケート対象者の6割が過去に結婚歴がない未婚であったことだ。このアンケートはインターネットで行われた。50~69歳の未婚男女867人が回答した結果だ。
3割が離婚。1割が死別した対象者である。
シニア独身男性にとって意外なのは、シニア独身女性は、必ずしも結婚して一緒に生活をおくることをそれほど望んでいないことである。むしろ、自分の生活を維持しながら、恋人関係を作りたいシニア女性が多いという結果だ。
老人の居場所を探すのが難しい。会社員は、地元地域に根をつけていないため根無し草に成っている。定年退職後もその状態は変わらない。地元住民として生まれ育った人は良いのだけれども生活の拠点が転々と移動しているとその地域に生活しているだけの住民でしかない。奥さんたちは、子供の成長過程で地域社会に根付く。奥さんコミュニティが知らない間に出来上がっている。旦那衆はこのコミュニティには入れない。
海外でも日本でも引退したシニアは、自宅を出て暇をつぶすことになる。自宅は、妻たちの城になって占領されている。私の場合は、自分のビジネスをしているので暇をつぶすということはないが、周りの高齢者達を見ていると暇の潰し方に苦労をしている。特に自分の居場所を見つけるのに困っている。
カフェは地域の憩いの場所になりやすいのだが、地元にカフェがない場合は(特に田舎)何処になるのだろうか。田舎の老人たちは、何処に憩いの場書を持っているのだろうか。
世間一般的に高齢者は新しい事を学ぶことを嫌がる。63歳の私でも新しく購入した冷蔵庫の使い方をマニュアルを見て学ぶことが面倒だと思っている。世間で言われているように老人は新しい技を学ぼうとしない。
ただ、
例外はどこにでもある。好奇心旺盛な老人は、時代の流れに付いて行く。新しいガジェットを買って使い方をマスターしてしまう。例外ではないが、老人が新しい事を学び始める時がある。
何かに興味を持ち始めた老人は、新しい事を学ぶ時間と労力を惜しまない。興味が発展して面白くなるからだ。老若男女誰もが面白い事には関心が行く。何もしなくなった老人に何かをさせようと思ったら、その老人が興味を引くものを探し出すことだ。
本能に根差した色気の世界は、男性であれば誰でも関心が行く。本能以外の要素で興味が生まれる事を見つけられれば、老後の生活は楽しくなる。
65歳を過ぎて仕事らし仕事をしてないで暇を余しているシニアと老人は、何か新しい事を学ぶと良い。脳を刺激すると認知症を防ぐことができる。何かを学ぶことで新しい時間の使い方も学べる。一緒に学ぶ人がいれば、新しい友人、知人ができる。体を動かす動作が必要ならば、なおさら良い。
私は、米国の大学でソーシャルダンスを履修した。綺麗なブランド女性と体を合わせて踊るソーシャルダンスだ。体を合わせることで言葉で通じない何かを味わえる。心地よい音楽にあわせながら一緒に体を動かす。ソーシャルダンスは、知らない男女に肌のぬくもりを感じさせる。
歳を取ると新しい男女の出会いが少なくなる。ナンパできれば良いのだが、シニアのナンパができる場所が見当たらない。
シニアと老人の手習いは、若い学生や社会人が通う学校で学ぶと良いのではないか。大学の聴講生として今まで学んでいない科目を履修する。または、もっと交流ができるゼミを取る。やり方次第で何でも学べるのが今の世の中だ。