2020年に開催される東京オリンピックで元気なシニアは何をするのだろうか。世界各国から観光客が日本にやって来る。街に出れば海外からの外国人に出くわす機会が多くなる。オリンピックが開催される場所だけでなく地方都市や観光地に海外からの観光客がどっと押し寄せる。
近隣諸国、中国、韓国、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、インドなどの主要なアジア諸国からの観光客が目立つだろう。特に中国系の観光客が増えてくるのがわかる。
日本、日本人の本当の姿を知らない中国系観光客がほとんどである。民間交流を促進する意味で時間があるシニアができることは沢山あるのではないか。
困っている中国人観光客を積極的に助ける姿勢が必要!
中国人観光客は、私が住む横浜にたくさんやって来る。中国人と言っても本土の中国人、香港の中国人、台湾の中国人、シンガポールの中国人と区別されるが私達日本人には識別が難しい。
団体行動で騒がしい、マナーが悪いという印象を与える中国人は本土の中国人という認識はある。本土の中国人ほど、本当の日本を知らない。中国政府は、抗日ドラマや反日プロパガンダの情報を国民に強制的に流している。中国国内で本当の日本の文化や社会に触れるのは、食文化、アニメ文化などだ。
最近の本土の中国人は大型客船で何千人と一度にやって来る。その入口が、九州の港になる。日本と中国の違いが上陸して分かるだろう。日本人との接点は、買い物や食事の時が多い。一般の日本人との触れ合いはごく限られている。日本語が話せない。英語も話せない。団体行動で自由時間が限られている。昔の農協団体の海外旅行と同じだ。
でも、
私達日本人が普通に生活している環境や人々の生活風景は本土の中国人に本当の日本の姿を学ばせる。中国政府が流している反日、抗日プロパガンダが嘘であることに気が付くはずだ。それだけでも効果がある。民間交流の良さは、ありのままの日本の姿を伝えられるところにある。
多くの本土中国人が東京オリンピックを機会に日本を訪れるのは、手っ取り早い国際化教育になる。テレビや新聞などのメディアによる情報発信は、どの国においても騙り寄りがある。中国はその偏りが極端に酷い。偏りがひどければひどいほど本当の日本を知る時のショックは大きいし、効果がある。自分で感じる真実ほど確かなものはないからだ。
シニアには時間がある。最近は元気なシニアの外出が多くなっている。観光客との接点も増えるだろう。困っている観光客を見つけた場合は、民間大使となって親切な日本人を演出すれば中国人観光客の日本人に対する印象が相当変わるはずだ。