シニアの人生は健康次第とは?

生きがいや人生の目標があって動いていても健康を害したら、がらりと人生が変る人が多い。これは、どうしようもないと私は思う。シニアにとって「健康的な生活」が出来るという事が残りの人生を左右する。

志半ばで人生を終わる。健康維持が何よりも優先する。何かを成し遂げたいと思う人ほどそうだ。余生を楽しみたいと思っているシニアは多いが、老いれば老いるほど健康ほど大切なものはないと痛感する。

シニアの人生は運を天に任すような人生

65歳の体になって感じることがある。体が老いて来ていることだ。朝起きたときに手がこわばる。足がつる。腰が痛い。関節が固くなる。体の動きが子供のように柔軟にならない。体のバランスが崩れるときが目立ち始める。今まで意識もしてこなかった当たり前の動作に異常を感じる。

コロナウイルス感染で重症化しやすい年齢になっているのに気づく。今日も朝から鼻水が出始め、くしゃみを3度もした。昼間で鼻水が止まらないので風邪薬のルルを3錠飲んだら、症状が消えた。筋トレを長年続けているので免疫力が強いと自負していたが、65歳の年齢には勝てないらしい。

65歳という年齢を意識し始めたら自分の人生を天に任せている事に気がついた。平均年齢が82歳でも80歳になる前に他界していくシニアが半分いるということだ。長生きしたいと努力してもその努力が自分の寿命を自動的に伸ばす確証はない。筋トレも健康寿命を伸ばす効果があるから続けているが、本当に自分の健康寿命を伸ばせるかどうか長生きしてみないと分からない。

健康な体を維持できるかどうか?

老いから体の変化に気がつく。今まで簡単にできていた動作が突然出来なくなる。風邪を引いても2、3日で治らない。時々、膝の関節部位で痛みを感じる時がある。今まではそんな事がなかったので老化を疑った。新コロナウイルス感染で外出自粛生活を始めたら、運動不足になり、体重が1キロ増える。

近くの公園に出かけて一人で片足スクワット運動や懸垂を1時間ぐらいやったら、夜寝ているときに体全体が熱を出しているのに気がつく。筋肉への刺激が普段の負荷よりも強かったからだ。翌日は傷ついた筋肉を回復させるモードに体が移り、体調がおかしくなる。免疫力が一時的に弱体化するため、体の中にいるバイキンたちが暴れだす。

水を意識して多く飲む回数を増やし、タンパク質が多い食べ物とビタミン剤を毎食取る。体調が回復しない時は必ずタイレノールという風邪薬(鎮痛剤)を飲む。以前は普通の生活をしていれば済んだのだが65歳になって風邪薬を飲まないと体調が回復しなくなった。

体は無理が効かなくなるほど回復力が衰えてきている事に気づいた。老化現象は誰もが体験する。症状は人それぞれだが、体力低下と回復力の衰えは共通する。健康的な生活を送るには老化現象が酷くならないような生活習慣を心がける必要がある。

老化は体力低下(筋力低下)から始まる!

  1. 階段の上り下りで息が切れる
  2. 懸垂が2、3回ぐらいは出来ると思っていたが1回も出来ない
  3. 10キロ歩いたら翌日筋肉痛になる
  4. お腹周りの脂肪が増える

体力を強化するには失われて行く筋肉を増やす筋トレを始める。同時に筋肉を作るタンパク質、シニアに必要なミネラルやビタミンなどを意識してたくさん取る。間食を控えて炭水化物の多い食べ物を少なくする。食べる物は健康に良いと言われる食材を選ぶ。水分補給も意識して回数を増やす。

健康志向が高いシニアは健康維持のために定期的な運動と健康的な食材を食べている。自分の健康を意識した生活をして実践するしか無い。

未来は予測不可能な世界

こうなってほしいと念じながら自分に与えられた時間を使う。運命は決まっている。それが私たちには知らされていないだけ。もし、知らされれば精神的に耐えられない。生きているのが辛くなる。知らされないでその時を迎える人生の方が幸せである

どんなに健康を気遣って生活していても運命には逆らえない。寿命が尽きることを私たちはコントロールできない。運命に逆らわず、自然体で受け入れるしか選択がない。シニアの人たちは、ある日突然という他界するリスクがある。そのため、先に美味しい物を残して置いて、後で楽しむと言うことが出来ない。

世の中には私の年齢まで生きることが出来なくて他界していった人たちがいる。私は幸運にも65歳まで生きられているが、80歳過ぎまで生きられるという確信は持てない。生きたいという願望はあるが、自分でコントロールできるとは思えない。80歳以上まで生きられる可能性を信じて何をやるべきかをやっている。

仮に生活困窮者の状態になれば、食べて行けるだけで幸せだと感じる。健康を害すれば、普通の生活が出来ればそれで幸せだと思うようになる。人それぞれの運命が待っている。自分で人生を切り開いて、新しい発見を楽しむ姿勢が一番重要である。

自分の余生を楽しむにはどうしたら良いか?

Wish Listと言うリストを作ってみる。

  1. 自己完結型のビジネスで生活が出来るようにしたい
  2. 海外に長期滞在しながらインターネットビジネスを展開する
  3. 息子家族と一緒に家族旅行に行きたい
  4. 80歳の時にベンチプレス80キロを上げられるようにしたい
  5. 懸垂でマッスルアップ(懸垂の状態から腕だけで鉄棒に上がる)が出来るようにしたい
  6. 女の子の孫がほしい
  7. くたびれてくるカラダに新しいエネルギーを注ぎたい

自分の運命が何時尽きるかどうか分からないので生きているうちに自分が求めることやる。出来ること、出来ないことがあるが出来ることから実現して行く。

結論

60歳を過ぎたシニアの半分は平均寿命82歳まで生きられない。そんな数字を知れば知るほど自分の余命が20年あるかないかが予想できる。後は天に運を任せるしか無い。自分の命は老いれば老いるほど短くなって行くのは事実である。残された人生を楽しく過ごすには、健康な体を維持できないと始まらない。

健康な体がないと老化で体が衰えて行き、普通の生活が出来なくなる。不自由な生活が始まると余生は確実につまらなくなる。寿命は運に任せて健康維持が出来る生活習慣に務めるしか無い。