この統計データは、厚生労働省の被保護者調査(令和元年9月)から抜粋したデータである。ピンクのマーカーがされている部分をみてほしい。前年同月で数字を比較してみると高齢者世帯(生活保護世帯)が増加しているのが分かる。その殆どが単身高齢者世帯である。年金だけで生活が出来ない高齢者世帯が毎月増えてきている証拠である。
今、60歳代のシニアはこの事実を知ることで今何をすべきかが分かるはずである。年金収入が少ないシニアはお金を稼ぎ続けなければ生きていけない。生活保護制度があるからなんとかなると思っていたら、その網から外れる可能性がある。生活保護を必要とするシニアが急増するからだ。生活の自己防衛を真剣に考え、実行していかねばならない。
シニアは死ぬまで自分でお金を稼ぐ時代がやってくる!
今、まだ、仕事がありお金を稼げているシニアは、何らかの対策をする必要がある。
生活コストを下げる工夫
発想の転換で生活コストを出来るだけ下げる工夫が求められる。生活で必要な基本的なコストは、(1)食費、(2)住居費、(3)生活インフラ:電気、ガス、水道、通信などである。この3つの要素はどうしても発生する。
住居費は、都会よりも田舎が安い。都会で生活しているシニアは田舎に移住して低コストで住む場所を確保する。田舎に住む友人知人や親戚を頼ってみてはどうか。年老いてからの移住はストレスがあるが、生活で困るよりはましだろう。田舎は農家が多い。農家の人たちと仲良くなれば、野菜、果物や米などは 安く頂ける可能性が高い。
私の実家は、焼津市の田舎にあるが食費がほとんど発生しないという。ほとんどが、周りの農家の人たちが余っている野菜、果物、お米を無償で分けてくれるという。地域の人とのネットワークが出来ているからだろう。住み慣れない場所への移住は気苦労と時間がかかるが、外の者から内の者になれば救いの手が周りからさしのばされる。
体が健康で多少体力があるならば、農家の手助けをする仕事を見つける事だ。どんな時代でも食べる物に近い者が生き延びる。お金は食べられない。農家は、お金が少なくても生命をつなぐ食べる物を作れる。田舎は人口が減少してきているので都会から田舎に移住する人を喜んで迎えてくれる。
インターネットでお金を稼ぐ
出来るならば、インターネットで仕事が出来る物を今から捜して試行錯誤をする事だ。最初の一歩は、ここで何が出来るかを捜してみる。
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大きな収益を期待する事は出来ないが、遊んでいる時間を多少なりともお金に換えられる。
生活保護の対象者が増えれば増えるほど生活保護を申請しても受け付けてくれないリスクが高くなる。それはもう時間の問題である。そのリスクが予想できるので今自分たちが出来る事を捜してお金を稼げる試行錯誤をするべきだ。
生活保護の高齢世帯が8割になったら、社会的大問題になる。今政府に期待しても政府は直ぐに動けない。今動けるのは自分自身だ。予期できるリスクを今から対応するしかない。