
60歳を越えたシニアは、足腰の筋肉の衰えを意識する必要がある。体の衰えは必ず足腰からやってくるからだ。どの医者もスクワット運動をやりながら毎日一定時間の散歩を勧めるはずだ。足腰の筋肉は、使わないと知らないうちにどんどん失われていく。この事実を決して忘れないことである。
75歳を過ぎると体の筋肉量の損失が体を不自由にするポイントに差し掛かる。サルコペニアという症状が体に出てくる。サルコペニアとは、加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、握力や下半身・体幹の筋肉など全身の「筋力低下が起こること」を指す。
歩く速度が他人と比較して遅くなったり、歩幅が狭くなったり、階段の上り下りで疲れやすくなったりする。筋力や体力の衰えが体に出てくる年齢が75歳過ぎである。スポーツジムに通い始める年齢もこの時期が多い。脚力の衰えが寿命を縮めるという知識を得て焦りだす。筋トレがシニアの間で共通の関心事になる。多くのシニアはスポーツジムに通い始めるが続かない。そのうちにもうどうでも良くなる。
私は筋トレを週2回定期的にやっている。筋トレの目的はボディービルダーのような肉体を作るためではない。結果としてそうなるのは構わないが、それが目的ではない。3つの目的がある。
- 筋肉の衰えで普通の生活を出来なくなる事を防ぐ
- 普通の老人よりもパワーがある体であれば人助けが出来る
- 健康寿命を伸ばして医療費や老人ホームの費用を削減する


