老後の喜びを何に求めるのか?

65歳で年金をもらうことを待ち遠しく思っているシニアは多いと思う。働かなくてもお金が定期的に銀行口座に振り込まれる。シニアにとって年金は不労所得的な収入だ。問題は、金額が生活する上で足りない事だけだ。足りない金額は、働いて稼ぐしかない。働くにしても年齢と健康の壁がある。将来は、収入面でバラ色ではない。

この世で生きている限り人生を楽にしてくれない。 限りある時間で自分なりに余生を楽しむことをする必要がある。ただ時間に流されて生きて行く生活ほど「価値ある時間」を無駄にする。

65歳以降の時間の使い方は、全て自分自身に託される。残りの人生で何に喜びを感じるかは、今からやることで変わってくる。何もしなかったら何も楽しめない。これは確かだ。喜びを感じたい、楽しい時間を過ごしたいと思ったら、その方向でアクションを取るしかない。

なぜ、同年代だけの会話は自分の世界を狭めるのか?

過去の自分を振り返ってみるといつも年齢層が類似の人たちと会話をしている。若い人たちとの会話は、若い人たちがいるグループに自分が入って行かないとできていない。同様に自分の歳以上のシニアとの会話も同様だ。当たり前かもしれないが、会話をする相手が限定されると住む世界が狭くなる感じだ!

生きた情報やトレンドは人から伝わる。年老いてくると会話をする相手が同年代に限定されてくる。新しい時代と流行を作る若い人たちとの接点が少なくなり若者たちの価値観や人生観が読み取れなくなる。シニアは若者から若さと新しい生き方を学ぶ。どのようにしたら、違う年代の人達と触れ合う生活ができるのだろうか。

65歳、今を楽しく生きるにはどうしたら良いか?

長生きが出来れば良いのか、短命でも充実した人生であったと思えば良いのか、自分の人生で幸せを感じれば、それで良いのだろうか?

65年間の人生を振り返ってみると夢を追う生活に追われていた。何かに迷って立ち止まっていた時はない。無駄な時間を過ごしたというブランクな期間はなかった。年金をもらい始めると食べて行く上での切迫感は消えて行く。今の個人事業も年齢とともに消えて行くのが予測できる。

65歳は、20歳代、30歳代、40歳代の人から見るとシニア、高齢者、老人の分類に入る。若くない。私自身、鏡に映る私の顔を見て年寄りになったと感じる。同世代の人間は、ちょっとづつ、寿命と運命で他界して行っている。70歳から80歳にかけて他界して行くシニアが多くなる。

自分の寿命は分からない。その時にならないと。そんなことを考えると「今を楽しく生きるにはどうしたら良いか?」を考えざるを得ない。

海外のシニアの遊び場:スペインの事例

senior playground シニアの遊び場

公園に行くと必ず子供たちのための遊び場が作られている。同時に大人たちの健康維持のためのトレーニング器具も作られている。公園の遊び場は、子供を対象にしたケースがほとんどだ。少子高齢化でシニアの人口が増えてくるとシニアの体力維持と精神的な健康を促す仕組みが求められる。

スペインでは、高齢者のための遊び場を公共機関が作った。

シニアのための遊び場(スペイン:動画を見て下さい)

お金を稼ぐって難しいけど稼ぐまでの過程が試行錯誤で楽しい

雇用されなくなる年齢になると年金と溜め込んだ資産しか頼れない。シニアは守りに入る。守りには入れるシニアは幸せだ。それだけお金が手元にある。生活するだけで大変だというシニアは、雇用されなくなったら生きていけない。生活保護受給者になるしかない。それも難しい世の中になりつつある。

自分でお金を稼ぐというのは、知恵が無いと、専門的な技術や知識が無いと、稼ぎたいという強い欲求がないと、そして、働ける健康と体力がないと始まらない。 

他人と同じ事をしてお金は稼げない!

海外旅行でのクレジットカード使い方:こんな罠に引っかからない

この秋に海外旅行に出かけるシニア夫婦が多い事だろう。当然、現地のお金とクレジットカードを持って出かける。旅行会社のパック旅行であれば、お金を使うときはショッピングやちょっとした食べ物ぐらいだろう。自分で企画した旅行であるとホテル代や現地の移動でクレジットカードを使うことになる。

この数年、こんな為替詐欺みたいな罠がクレジットカード決済で生まれている。クレジット決済のやり方で新しい情報を仕入れていないと不必要な損をすることになる。

現地通貨、それとも、日本円通貨でクレジット決済するのかを聞くホテルやお店に要注意!

定年退職2年前にやるべき事

多くの会社ではまだ60定年退職が当たり前だ。その後、再雇用で年次更新契約で65歳まで雇用延長があるが、限られたシニアだけが対象だ。誰もが平等に雇用延長されるというわけではない。原則、政府が何と言おうと60歳定年退職が当たり前だと思うべきだ。

定年退職2年前の58歳時に何をすれば良いのだろうか。

定年退職1年前は再就職先探しで忙しくなる。2年前ならば、もっと楽しめる時間が持てるのではないかと考える人が多い。

定年退職2年前、58歳になったら有給を沢山とって好きな事をやりなさい!

米国旅行でどのような入国諸費用が発生するのか?

トランプ政権前にWashington D.C.とSan Diegoに夫婦で2週間ほどプライベート旅行をした。その時は、出国税と入国税ぐらいが旅券以外で発生すると認識であった。

それが、トランプ政権になって様変わりだ・・・と驚いている。気がついていないうちに米国入出国時に発生する空港諸費税が追加されていた。

今度ハワイに行くときは、こんな不必要な費用が発生する。

米国・ハワイに旅行する時は予算を多めに!

夫婦二人で老後の生活を楽しむにはどうするか?

20歳代の頃、東京で見かける外国人観光客の多くが老夫婦であった。それが不思議でならなかった。今、私達夫婦がシニアの入り口に立ち、周りから老人と見られる年齢になった。子どもたちが独立して自宅を巣立つと、新婚当時と同じ夫婦二人の生活が始まる。

夫婦二人で観光旅行に出かけると、冒頭の外国人観光客の老夫婦のことを思い出す。私達夫婦も彼らも夫婦二人で一緒にいる時間を楽しもうと旅行をしているのだと。

定年退職になる年齢はちょうど子どもたちが自宅を巣立つ時期にあたる。定年退職は、会社に縛られない自分のライフスタイルを作り出す出発点になる。それは、あなただけでなく夫婦としての出発点でもある。夫が会社に行かなくなり自宅でうろつく生活になる。

人によっては、定年退職後に離婚する夫婦もある。悲しいことだが、それもその夫婦の運命だろう。二人で老後を一緒に楽しむ選択を取らないで個人として老後を楽しみたいという決断だ。

与えられた自由と時間を楽しむには夫婦二人がいい!

シニアの恋愛はどこで探せるのか?

ときめき続けるシニアたち―――70代からの愛と恋」というYahooニュース記事を読んでいた。私たちの知らない世界でシニアたちは、シニア同士のテートを楽しんでいる。そのための出会いの機会を婚活サービスが提供し、それを利用して一緒に楽しく時間を過ごすシニアたちが増えている。

配偶者を失ったシニア同士がその寂しさと孤独から逃げるために新たな関係を出会いから築こうとしている。平均寿命が80歳を越している今、元気な高齢者が増えている。シニアの青春というものがあっても不思議ではない。

私の周りには、まだ、シニア同士がデートをして余生を楽しんでいる知人や友人はいない。まだ、伴侶が生きているからだ。60歳代の夫婦は、親の介護に追われている。まだ若い。

シニアの青春は、没イチになった時に始まる。

どこでシニアが出会いを求められるのか?