老人でもお金を稼げるビジネスの種はどんな所にあるか?

今、62歳だからあと18年後に80歳になる。80歳になってもお金が稼げる仕組みを18年という時間で作り上げる事になる。18年間の内に社会の仕組みや技術革新が激しく変わるだろう。時間的な要素にあまり影響されないビジネスの仕組みでなければだめだろう。 

人間が生活をしている限り衣食住のニーズは存在する。少子高齢化で日本の人口が減って行くため賃貸住宅ビジネスは人の出入りが多い便利な場所しかビジネスが成り立たない。住居関連は、人口減少でチャンスが少なくなる。衣類関連ビジネスは、高齢者向けファッションがどれだけ広がるかだ。若者向けファッションビジネスは、人口減少で市場の幅が狭くなる。

食事、食品、飲料関連ビジネスの需要は今以上に高まると私は思っている。日本の自給自足率が下がっていて、海外からの輸入に依存しているからだ。バイオテクノロジーとIT技術を使って農地だけでなくビルの中でも食べ物を育てる事が出来れば、日本の自給自足率は上がって行くはずだ。

ビジネスの種の幅を広げるには、衣食住以外で時間的要素で影響されないビジネスを探す必要がある。

年齢に関係なくお金が稼げる仕組みを探す

自宅にある両親のいらない物をお金に替えるにはどうするか?

家内の実家にあるいらない物をお金に替えたいと考えている。義母は、もう、自宅に帰って生活は出来ない。終の棲家は、特養ホームになる可能性が大きい。義父は、衰えていく足でADL(日常生活行動)を維持できなくなれば、有料老人ホームに行きたいと言っている。自宅には、使っていない物で溢れている。

歳を取るに連れていらない物を処分する意識がこれからの高齢者に求められる。これをやらないと子供に処分の負担が行くし、いらない物がお金に替える機会を失う。自分たちがいらないと思っている物で使える物は誰かが必要としている場合が多い。リサイクルすることで資源が活用される。

今、60歳代、70歳代、80歳代で元気な高齢者は、子どもたちの支援を借りながら将来使わない物、今頻繁に使っていないモノ、万が一にと置いてある物を仕分けしてお金に替えられるものを処分していくべきだ。

どんな方法でお金に替えられるだろうか?

いらない物をお金に替える手段

老後に必要なお金を稼ぐにはどのような経験が必要なのか?

65歳になったら会社を卒業する。卒業と同時に労働での収入が無くなり年金に頼る生活になる。そんなイメージを信じて老後の生活に不安を抱いているシニア夫婦が多い。

でも、

65歳はまだ若い。少なくともあと5年間は、普通に働ける体と気力があるはず。老後の収入源が年金だけになるという事に不安を持つならば、働き続けて月々の収入を得るしかない。毎月のキャッシュフローさえ維持できれば、老後の生活不安はやってこない。出来るだけ長く働き続けてお金が入るようにする仕組みを作りあげる。

自分に頼る生活は勇気がいるが、65歳を過ぎると誰も雇用してくれないので自分で小さなビジネスを始めるしかない。やる、やらないの決断で余生の生活が充実する、しないの結果をもたらす。

far out

シニアは老後のお金を心配して誘惑に負けるのか?

テレビや新聞は、詐欺で数千万円を失った老人たちをニュースにしている。そんな詐欺事件が起きる度に世の中にはお金持ちの老人が本当に多いんだなと思わざるを得ない。お金が沢山あるからオレオレ詐欺で多額のお金を簡単に渡してしまう。お金がなければ、お金がないので工面できないと答えて終わるはずだ。

詐欺をする悪人は、お金持ちを狙っているからそんな失敗はしないのかもしれない。金利が高い金融商品があるから投資しないかという勧誘がある。私はお金がないので投資できませんといつも答えている。それでお誘いは終わる。

老後の生活を心配するあまりに長年貯めたお金を運用して少しでもお金を増やそうとしている老人が多い。中途半端な金融資産を持っているとちょっとでも金利が高い商品に気を取られる。それが詐欺であっても分からない。石橋を叩いて渡るという慎重さがお金の面でもあれば、騙される機会を少なくさせる。

シニアの一人遊び、何がお勧め?

遊び好きな人は楽勝だろう。私は遊びに長けていない。

ただ、子供の頃から一人でいることが多かったのでいつもグループの中にいないと不安になるということがない。一人でいる時は、川や海に釣りに行っている事が多かった。釣りは、一人で魚との争い。釣れるときもあるし、全然釣れないときもある。ウキが海中に引き込まれる瞬間をじっと眺める。

定年退職したシニアは、暇の時に釣りに行くことが多い。私は、大人になってから一人で釣りに行ったことがない。子供の頃は、釣りがすぐにできる川や海が近かった。今は、気合を入れて準備をして自動車でいかねばならない。面倒である。

私の一人遊びは仕事を除いて、映画鑑賞ぐらい。映画の世界に自分を没入して非日常の感覚を楽しむ。コロナ禍の社会では映画館で映画を楽しむのが難しい。今はNetflixやAmazon Prime Videoのストリーミング番組で過去に見落としていた映画を見ている。

今は夫婦で一緒の時を過ごしているが、いつかはひとり暮らしになる。そんな時、何をしたら余生を楽しめるかを知っておくと迷わない。

老後の喜びを何に求めるのか?

65歳で年金をもらうことを待ち遠しく思っているシニアは多いと思う。働かなくてもお金が定期的に銀行口座に振り込まれる。シニアにとって年金は不労所得的な収入だ。問題は、金額が生活する上で足りない事だけだ。足りない金額は、働いて稼ぐしかない。働くにしても年齢と健康の壁がある。将来は、収入面でバラ色ではない。

この世で生きている限り人生を楽にしてくれない。 限りある時間で自分なりに余生を楽しむことをする必要がある。ただ時間に流されて生きて行く生活ほど「価値ある時間」を無駄にする。

65歳以降の時間の使い方は、全て自分自身に託される。残りの人生で何に喜びを感じるかは、今からやることで変わってくる。何もしなかったら何も楽しめない。これは確かだ。喜びを感じたい、楽しい時間を過ごしたいと思ったら、その方向でアクションを取るしかない。

なぜ、同年代だけの会話は自分の世界を狭めるのか?

過去の自分を振り返ってみるといつも年齢層が類似の人たちと会話をしている。若い人たちとの会話は、若い人たちがいるグループに自分が入って行かないとできていない。同様に自分の歳以上のシニアとの会話も同様だ。当たり前かもしれないが、会話をする相手が限定されると住む世界が狭くなる感じだ!

生きた情報やトレンドは人から伝わる。年老いてくると会話をする相手が同年代に限定されてくる。新しい時代と流行を作る若い人たちとの接点が少なくなり若者たちの価値観や人生観が読み取れなくなる。シニアは若者から若さと新しい生き方を学ぶ。どのようにしたら、違う年代の人達と触れ合う生活ができるのだろうか。

65歳、今を楽しく生きるにはどうしたら良いか?

長生きが出来れば良いのか、短命でも充実した人生であったと思えば良いのか、自分の人生で幸せを感じれば、それで良いのだろうか?

65年間の人生を振り返ってみると夢を追う生活に追われていた。何かに迷って立ち止まっていた時はない。無駄な時間を過ごしたというブランクな期間はなかった。年金をもらい始めると食べて行く上での切迫感は消えて行く。今の個人事業も年齢とともに消えて行くのが予測できる。

65歳は、20歳代、30歳代、40歳代の人から見るとシニア、高齢者、老人の分類に入る。若くない。私自身、鏡に映る私の顔を見て年寄りになったと感じる。同世代の人間は、ちょっとづつ、寿命と運命で他界して行っている。70歳から80歳にかけて他界して行くシニアが多くなる。

自分の寿命は分からない。その時にならないと。そんなことを考えると「今を楽しく生きるにはどうしたら良いか?」を考えざるを得ない。

海外のシニアの遊び場:スペインの事例

senior playground シニアの遊び場

公園に行くと必ず子供たちのための遊び場が作られている。同時に大人たちの健康維持のためのトレーニング器具も作られている。公園の遊び場は、子供を対象にしたケースがほとんどだ。少子高齢化でシニアの人口が増えてくるとシニアの体力維持と精神的な健康を促す仕組みが求められる。

スペインでは、高齢者のための遊び場を公共機関が作った。

シニアのための遊び場(スペイン:動画を見て下さい)

お金を稼ぐって難しいけど稼ぐまでの過程が試行錯誤で楽しい

雇用されなくなる年齢になると年金と溜め込んだ資産しか頼れない。シニアは守りに入る。守りには入れるシニアは幸せだ。それだけお金が手元にある。生活するだけで大変だというシニアは、雇用されなくなったら生きていけない。生活保護受給者になるしかない。それも難しい世の中になりつつある。

自分でお金を稼ぐというのは、知恵が無いと、専門的な技術や知識が無いと、稼ぎたいという強い欲求がないと、そして、働ける健康と体力がないと始まらない。 

他人と同じ事をしてお金は稼げない!