定年退職後に自分の生き方に迷うならば

60歳定年退職になると自分の生き方に迷う。会社組織から離れた生活を見通すことが出来ない人が多い。大学を卒業して大企業に就職するまでは、誰でもが頭で描ける一般的な人生の道である。その道を歩いて行けば、取り敢えず、安全な人生を送れるという見通しがあった。

会社に就職して定年退職したあと、どうすれば良いかの道が教えられていないというか、一般常識として知られていない。知られているのは、定年退職=働かないで年金生活をする。生活に必要なお金は年金でまかなわれるので自分の時間を好きに使って良いよ!という状態に置かれる。 

定年退職後のシニアの生活は、個人差がありすぎる。何をして良いか分からないシニアは、毎日が日曜日で精神的に苦しみ始める。暇な時間が悩みの種になる。そんなシニアはこれからの人生の見取り図を作成すること。それが第一歩になる。見取り図を書くうえでやりやすい方法は自分がどのように他界するかから始める。人生の終わりから現在までを何をして時間を使うかである。

  • 90歳・・・他界する
  • 80歳から90歳・・・老人ホームに入居しないで自宅で普通の生活を送る
  • 75歳から80歳・・・健康を維持するための生活に時間とお金を使う
  • 70歳から75歳・・・アルバイトをしながら健康維持の筋トレを始める
  • 65歳から70歳・・・年金生活をしながら月10万円のアルバイト生活を送る
  • 60歳から65歳・・・現在の会社で働き続ける

こんな感じに見取り図を描いてみる。

TV番組の録画に使うHDDの容量は大容量にするべきではない!なぜか?

私の自宅には、500GBのHDDが入った録画ビデオレコーダーがある。定期的に録画する番組を設定してあるのだが、録画した番組を見る機会が少ない。その結果、500GBのHDDが録画された番組で一杯になった。現在の設定では、新規にデータを上書きできない状態にあるので自動停止状態になっている。

こんな状態になっているシニアは私だけだろうか。

HDDの容量をもっと大きくしておけば良かったと思うべきか、もっと少ない容量にすべきであったのか、判断に困る。

大容量のHDDが入った録画ビデオレコーダーは避けるべきではないか!

自分の老後を楽しむ!快感を味わう、新鮮な体験と面白さ

dog life

69歳のシニア男性として、自分の老後を楽しむためにやっていることが2つある。一つは、80歳以降も「普通の生活」が出来る健康と体力を維持すること。二つ目は、年金以外の収入を80歳以降も手にすることである3つ目は、快感を味わう新鮮な体験。

老化を感じ始めているシニアは自分の健康を強く意識する。会社を卒業していれば、年金と貯蓄で老後の生活を送るために節約の生活に入っているかもしれない。健康とお金はシニアの余生でもっとも重要な要素になる。

それと、バイクに乗った犬のように旅をすることも老後の生活を楽しむ要素になる。シニアが年金生活を始める前後に旅行にお金を使う。仕事を辞めて暇な時間が出来たら、夫婦で温泉旅行に行こうとか、今まで行ったことがない場所を訪問しようとか、非日常の生活を求める。自由に活動できる年齢のうちに旅行に出かけたいと思うシニアが多い。

快感を味わう生活には個人差があるので快感を味わえることを追求することである。最近の私は美しい女性のヒップシェイプに目を奪われる。眺めていて快感を感じ始める。こんなイメージのヒップである。日本人の女性の体型では見つからない骨格の仕組みが違う。

nicehip

若者は人生の先輩から生き方を学ぶ:シニアの良さは人生経験にある

若い女の子たちが何やら悩んでいる。自分たちの将来はどうなるのだろうかと。不安定な時代が世の中の急激な変化の影響で生まれてきている。政府の年金制度は崩壊に向かい自分たちが年金を受け取る時期にはその存続が危ぶまれている。それなのに強制的に国民年金を納めなければならないという不条理だ。

far out 見えない将来

不安はつきない。将来は誰の目にも見えていない。見えていないから若者たちは特に悩む。自分の将来をどうすれば良いか。そんな時、人生経験が長いシニアに聞いてみることである。時代は変わっていても生き方においては何も違いはない。本質はいつも同じである。

私は独りよがりで頑固な性格であるため悩んだときに他の人に相談しないで事を判断してしまう人生を送ってきている。もし、相談すべき人がいたならば、もう少し良いビジネス経験をしていたかもしれない。人生の指導者がいる若者は求める目標に到達しやすい。自分一人ではわからないことだらけの将来であるからだ。人生の先輩からの助言は価値がある。

生活が出来ないという大都市の高齢者:どんな選択があるのか?

先日のNHKニュースで80歳を越えた老人男性が年金生活で生活が出来ないため、生活保護を受けていた。住んでいる賃貸住宅が高くなったのでもっと安い賃貸アパートを捜したが、年齢で全て断られたという。大家の不安は、孤独死による物件資産価値が落ちることだ。

大都市に集まる高齢者の問題は住居と生活費。なぜ、地方にある安い賃貸住宅を捜さないのだろうか。いつも疑問に思っている。 

「住とお金」の問題を解決すれば楽になる

シニアが怒りっぽくなる場面はどんな時か?対策は?

家内に台所の戸棚の繋ぎの軸が緩んで外れたので直してくれと頼まれた。過去に何度か直していたのでやってみたのだが、うまくいかない。仕組みは同じなのだが、軸の外れ方が違っていた。10分ぐらい格闘したが、うまく行かずだんだんと頭に血が上ってきた。

「これはできない!!」と叫んだら、家内が台所をリフォームする家庭が増えている理由がわかったわと言い出した。なに、リフォームする資金も用意していないのに気軽にリフォームしたいなんて言うなと心のなかで思った。言葉に出したら喧嘩になるからだ。

還暦を過ぎると老化現象が強く感じる。精神的な忍耐力が落ちた。冷静に考えれば、感情的なことを考えたりしないのだが言葉になって出る。自分にとって不都合なことが起きると感情が先に出る。短気は損気というが、若いときよりも短気が強く出始めている。一歩下がって一呼吸をした後に頭にきたことを考えると常識ある言葉が浮かんでくる。

脳の老化現象が起きている。そう気づくときが誰にでも起きるのが脳の老化である。

シニアの生活必需品5点

シニアの必需品といえば何を思い浮かべるだろうか。最近、外出時に困ることがある。強い日差しと突然の雨である。何度か、そのような場面に出くわしたのでリュックの中にいつも晴雨兼用日傘を入れている。足腰を鍛えるために外出するシニアは多い。多くのシニアはリュックを背負って帽子を被っている。

私もあと10年以内に帽子を被る生活になるかもしれない。髪の毛の量が少ない。強い日差しが頭皮を焼く。熱くなるので帽子が必須になる。外出するとリュックに色々と入れる物が出てくる。シニアにとって外出時の水分補給は必須。そのためお水を入れたボトルをいれる。

agewise

私は自分の健康管理のためにスマートバンドという健康管理ディバイスを時計代わりに手首に付けている。スマホのアプリと連動して今の健康状態をモニターできる。当然、スマホは今やパソコンや携帯に変わる多機能情報端末である。

最低でも上記の物はリュックに入れている。追加として非常食としてキャラメル、ピーナッツ、せんべいなどのお菓子を入れている。スマホのカバーにはバンドエイドを差し込んでいる。さらに、お腹を壊したときや風邪気味になったときのために薬も入れてある。

体調管理はシニアにとって重要である。リュックに入れるものは個人のニーズによって違うが、上記の物はリュックに入れたおいたほうが良いと思う。

65歳と75歳のシニアの違いはどこに出てくるのか?

75歳の高齢者が歩いている後ろ姿を見て体から出るエネルギーを感じられなかった。体が徐々に枯れて行っていくような弱々しい体格に見えた。当然、個人差はある。何かに熱中してアクティブに動き回っている75歳の方ならば、こんな感じは受けない。75歳は、後期高齢者というラベルが貼られる年齢である。多くのシニアは75歳になって自分は老人になったと認識する。

一方で65歳のシニアは、弱々しさを感じる事が無い。まだ、まだ、何かをやれるという印象がある。私は今年で69歳になる。75歳になるまであと6年間。今の体格と体力を維持できるかどうか不安があるが、週2回の筋トレでなんとか筋肉量と筋力を維持できるのではと期待している。

60歳代のシニアは70歳代のシニアよりも外見でも体力でも見て違いがわかる。10年間の違いは、はっきりと体に出てくる。65歳の時の活動量と比較して75歳の活動量は減ってきている。それに従い移動に必要な脚力も衰えて行く。脚力が衰えると生活に変化が起きる。外出するのが面倒になり自宅にこもり始める。

生命エネルギーは日頃の活動量に適応する。活動が多ければ、食欲が増し筋肉量も維持される。日頃の動きも機敏になる。そんなシニアは元気がある。65歳からの10年間に元気の違いが出てくる。75歳になっても元気でいたい。誰もがそう思うのだが、思うだけでは元気を維持できない。

衣食住が足りた老後は未体験、欲しい物、楽しい時間の共有を中心に考える

衣食住が足りて、仕事をする必要もなくなった。あとは人生で何が残るのか。「死」に向かって時を過ごすだけである。この世界にいられる残りの時間を自分が満足が行くように使うにはどうするかが命題になる。

老いに従い体が不自由になり、普通の生活を過ごすのが困難になって行く。老いは肉体的、精神的、経済的の面で現在よりも苦しくする。楽しく時間を使う期間をできるだけ長くすることで今までこの世界で経験できなかった事を楽しめる。

神からお呼びがかかるまで「自分が楽しめる事をやり続ける」のがこれから宿題になある。

coffee at work

69歳の老後はこの写真のような感じである。好きな仕事をして売り上げを気にせずに働き続ける。カフェでコーヒーを飲みながら、注文受付の女子大生アルバイトと世間話をする。人と会って会話をしない老後の生活ではカフェの女の子とおしゃべりするのが息抜きになる。

あと10年から20年生きれば自分として満足である。その頃には孫も青少年になり普通の話ができる。何か孫に残せる「人生を楽しむ秘密」を話せる。

85歳まで普通の生活を自宅で過ごしたいシニア:自立度を維持しながらやりたいことをやる

今69歳の私は、老化の人生に向かっている。身体が老化する上で問題になるのは、何歳で「自立した普通の生活」が出来なくなるかである。健康寿命が72歳なのでそれを85歳まで伸ばす工夫が必要になる。

加齢に伴う自立度の変化を説明したデータがある。

約1割(10.9%)の人は80歳、90歳まで元気なまま自立度を維持できています。そして大多数の約7割(70.1%)は75歳頃から徐々に自立度が落ちていきます。”

(引用先:第6回 年を重ねると「健康状態」はどのように変化するのか

https://www.nissay.co.jp/enjoy/nagaiki/column/006.html

自立した普通の生活が出来なくなるシニアは75歳以降に増えてくる。私の目標は、85歳であるので後16年間を何とか普通の生活が出来るようにしなければならない。

仮に85歳まで自立した普通の生活を送れることにする。私に残された時間は、19年間である。この19年間を「我が人生に悔いはなし!」と言えるようにしたい。健康は誰もが気にする。朝起きて鏡に写った自分の顔や体を見る。老いた自分の顔と姿。ええっ!これが私の顔。老人の顔ではないか!老いは容赦なく自分たちの体で起きている。

75歳を過ぎて足腰の筋力が落ち、動く自由を失い始めると時間の問題で普通の生活が出来なくなる。元気な年齢のときに健康寿命を伸ばす努力と試行錯誤をしないといけない。私は週二回スポーツジムで筋トレをして健康と体力を維持できるように努力している。