60歳定年退職になると自分の生き方に迷う。会社組織から離れた生活を見通すことが出来ない人が多い。大学を卒業して大企業に就職するまでは、誰でもが頭で描ける一般的な人生の道である。その道を歩いて行けば、取り敢えず、安全な人生を送れるという見通しがあった。
会社に就職して定年退職したあと、どうすれば良いかの道が教えられていないというか、一般常識として知られていない。知られているのは、定年退職=働かないで年金生活をする。生活に必要なお金は年金でまかなわれるので自分の時間を好きに使って良いよ!という状態に置かれる。
定年退職後のシニアの生活は、個人差がありすぎる。何をして良いか分からないシニアは、毎日が日曜日で精神的に苦しみ始める。暇な時間が悩みの種になる。そんなシニアはこれからの人生の見取り図を作成すること。それが第一歩になる。見取り図を書くうえでやりやすい方法は自分がどのように他界するかから始める。人生の終わりから現在までを何をして時間を使うかである。
- 90歳・・・他界する
- 80歳から90歳・・・老人ホームに入居しないで自宅で普通の生活を送る
- 75歳から80歳・・・健康を維持するための生活に時間とお金を使う
- 70歳から75歳・・・アルバイトをしながら健康維持の筋トレを始める
- 65歳から70歳・・・年金生活をしながら月10万円のアルバイト生活を送る
- 60歳から65歳・・・現在の会社で働き続ける
こんな感じに見取り図を描いてみる。